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緑区・霧が丘小児童35人開催 復興へバザーから一歩 売り上げなど寄付[東京新聞]

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 東日本大震災を語り継ぐ活動に役立ててほしいと、横浜市緑区の霧が丘小学校6年3組の児童35人が4日、同区の旧霧が丘第三小学校跡地の「霧の里」でバザーを開き、売り上げや募金など約9万5千円の寄付を決めた。(志村彰太)

 児童らは昨年8月から、総合学習の時間に震災や福島第一原発事故を学んでいた。報道各社の新聞を切り取り、「復興支援」「被災者の声」「放射線の影響」など8項目に分けてまとめ、感想などを含めて1月下旬に学習効果を発表した。

 この中で、復興や原発の廃炉には長い時間がかかることを学び、「震災を伝える活動が必要」と、自分たちにできる支援を考え付いた。ドキュメンタリー映画「宮城からの報告-こども・学校・地域」の製作費に充ててもらうため、募金をしていた。

 さらに、震災から1年と自らの卒業の節目にと、各家庭から雑貨や衣服などを持ち寄り、バザーを開くことになった。「安くしますよ」などと、子どもたちの威勢のいい声に引かれて、多くの地域住民が詰め掛けた。

 児童代表の釜井康行君(12)は「ここまでやるのは大変だったけど、放射能のことなどいろいろ学べた」と振り返った。

 担任の広田晃士教諭(35)は「バザーの企画や宣伝など、子どもたち自身の力でやった。将来は、大切なときに行動できる人になってほしい」と話した。

(c)東京新聞 平成24年3月5日


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