横浜市教委は13日、同市港北区の新吉田小学校屋上の排水口付近で、市の除染基準を上回る毎時0.98マイクロシーベルトの放射線量を検出したと発表した。
市教委によると、同じ場所で昨年9月に測定した際は同0.4マイクロシーベルトで基準を下回ったため、除染していなかった。線量が高くなったのは、土などの堆積物がたまったことが、原因とみられる。
屋上の堆積物約0.7キログラムを除去し、線量は同0.06マイクロシーベルトに低下した。堆積物は同校の倉庫で保管している。
市教委は全市立学校の測定を昨年10月までに終えている。市教委は今年2月、510校に測定器を配布し月1回、校内を測定するよう各校に通知。これを受け、新吉田小学校が測定した。
(c)東京新聞 平成24年3月14日